M20

NGC6514 / 三裂星雲 / Trifid Nebula

いて座の三裂星雲。三裂だけれども、色合いは宇宙に咲いた赤と青のアサガオの花。

M20 captured through a telescope eyepiece using a smartphone camera - Afocal Astrophotography

Starry Lens ガイド SAKURA🌸Kirschblüteの主観に基づいたレビューです。

Accessibility撮影が簡単
Simplicity導入のお手軽さ
Sky Clarity空が明るくても楽しい
Satisfaction何度も撮りたい

Star map of M20 astrometry.net

観察ポイント

スマホコリメート法によるM20 43倍で撮影したM20の様子

撮影データ

BKP130 / PL15mm / 16秒×32枚 / ISO 3200

詳細なデータを表示
項目 (Item)内容 (Content)
撮影日 (Date)2022年07月19日
望遠鏡 (Telescope)Sky-Watcher AZ-Go2 BKP130 (D130mm / f650mm)
接眼レンズ (Eyepiece)PL15mm
カメラ (Camera)ASUS Zenfone 8
露出設定 (Exposure)16秒 × 32枚コンポジット (RAW)
ISO感度 (ISO)3200
撮影アプリ (App)DeepSkyCamera (Android)
画像処理 (Processing)SiriL (Stack / Stretching), darktable (Color tuning)
撮影地 (Location)長野県安曇野市 / SQM 21.05 (2024年 Lightpollutionmap.info 引用)

M8(干潟星雲)のすぐ近くに位置するM20は、赤と青の対比が美しい星雲です。比較的明るい天体なので、スマホカメラでもその特徴的な暗黒帯がくっきりと写り込んでくれました。

暗黒帯によって分かれた姿から「三裂(さんれつ)星雲」と呼ばれていますが、私にはどちらかというと、夜空に色違いの花が並んで咲いているように見えます。ひっそりと花開いた赤と青の「アサガオ」のようです。

この見事な色の違いは、なぜ起こっているのでしょうか。

まず、赤く輝く部分について。ここは水素ガスが密集しているエリアで、中心にある生まれたばかりの高温の星が放つ強い紫外線によって水素ガスが励起され、そのガス自身が赤い光を発しています。

一方、青く広がる部分は反射星雲と呼ばれ、仕組みがまったく異なります。ここには宇宙の細かな塵が集まっており、近くの星の光がその塵によって散乱されています。地球の空が青く見えるのとよく似た原理で、波長の短い青い光が散乱されやすいため、私たちの目には鮮やかな青色として届くのです。

エネルギーを受けて自ら光る赤と、星の光を散乱する青。まったく異なる現象が美しいコントラストを生み出しているとは、本当に芸術的ですよね。

Annotation around M20 M20周辺のガイド図。写真の中にある星や星雲の名前をラベル付け(アノテーション)したものです。

M20

  • 見かけの等級 (mv) 6.3
  • 視直径 28'
  • 赤経 (RA, α) 18h 02m 23s
  • 赤緯 (Dec, δ) -22° 01' 48"
  • 距離 5200光年

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