IC434

憧れの馬頭星雲。一度は撮影失敗も、露出を伸ばして再挑戦。画像処理後に淡い星雲の中に馬の頭の形が浮かび上がりました。

IC434 captured through a telescope eyepiece using a smartphone camera - Afocal Astrophotography

Starry Lens ガイド SAKURA🌸Kirschblüteの主観に基づいたレビューです。

Accessibility撮影が簡単
Simplicity導入のお手軽さ
Sky Clarity空が明るくても楽しい
Satisfaction何度も撮りたい

オリオン座のIC434と暗黒星雲の馬頭星雲です。
別名:Horsehead Nebula, Barnard 33

Star map of IC434 astrometry.net

観察ポイント

スマホコリメート法によるIC434周辺 43倍で撮影したIC434の様子

撮影データ

BKP130 / PL15mm / 24秒×10枚 / ISO 3200

詳細なデータを表示
項目 (Item)内容 (Content)
撮影日 (Date)2023年10月22日
望遠鏡 (Telescope)Sky-Watcher AZ-Go2 BKP130 (D130mm / f650mm)
接眼レンズ (Eyepiece)PL15mm
カメラ (Camera)ASUS Zenfone 8
露出設定 (Exposure)24秒 × 10枚コンポジット (RAW)
ISO感度 (ISO)3200
撮影アプリ (App)DeepSkyCamera (Android)
画像処理 (Processing)SiriL (Stack / Stretching), darktable (Color tuning)
撮影地 (Location)長野県安曇野市 / SQM 21.05 (2024年 Lightpollutionmap.info 引用)

​オリオン座の三ツ星の一つ、アルニタクのすぐ近く。天体ファンならみんな大好き(……ですよね?)馬頭星雲に挑戦しました。

​以前、スマホとポータブル赤道儀を組み合わせて撮ったときに、背景の赤い星雲がほんのりと写ったことがありました。そこで今回は、拡大撮影にチャレンジしてみることに。

​ところが、一度目は見事に失敗……。星団や明るい系外銀河を撮るくらいの露出時間では、この淡い星雲を捉えるには足りなかったようです。

​再挑戦では「多少の追尾エラーが出てもいいや。うまく撮れたのをスタックしよう」と、露出時間を多くかけてみました。24秒程度なのですが、私が使っている自動追尾経緯台の精度からしても、このあたりが限界なのかもしれません。

​撮った直後のプレビュー画面では、一見して何も写っていないように見えました。しかし、追尾エラーのない画像を選んでスタックし、画像処理を施してみると……赤い星雲の中の「馬の頭」の形をなんとか確認することができました!

(実は赤い背景の星雲がIC434で、馬の頭の形をした暗黒星雲がバーナード33と呼ばれています)

​なかなかチャレンジングな対象でしたが、捉えた時の感動はなかなかでした。今後のスマホカメラのセンサー進化にも、ますます期待したくなりますね。

Annotation around IC434 IC434周辺のガイド図。写真の中にある星や星雲の名前をラベル付け(アノテーション)したものです。

IC434

  • 視直径 8'
  • 赤経 (RA, α) 05h 40m 59.0s
  • 赤緯 (Dec, δ) -02° 27' 30.0"
  • 距離 1500光年

Update:

Recent Updates